「火の用心」の看板を思い出す - 『ボーダーライン』見て



2003-05-15-「火の用心」の電飾看板.jpg


上の写真は、10年以上前に南消防署に取り付けられていた「火の用心」の電飾看板です。
以前のブログ記事でも写真は紹介したことはありますが、
私が電飾看板の仕事をさせていただく以前に、その会社が消防署に取り付けさせていただいた看板です。
看板自体はもともと消防署に付けられていたものですが、それに文字の周囲をネオンチューブで縁取り電飾したものでした。
取り付けられた当初は、まだネオンチューブがあまり出回ってなく、そういった電飾看板が珍しかったため、泉北コミュニティ(地域の情報誌)にも紹介されており、自身も吃驚したほどでした。
また、泉北高速鉄道で泉ヶ丘駅から栂・美木多駅へ向かう途中で、知っておれば辛うじて見えましたので、見えた時は感動したものでした。
その後、一度修理でチューブを交換する作業は、少しさせていただく機会があり、その看板の実際の大きさに驚いたのであります。

と、今日は何故かこの看板のことを思い出し、紹介させていただきました。

と、言いますのも、今、NHK総合で放映されている土曜ドラマ『ボーダーライン』(21時~)が、消防士が主人公の社会派ドラマなのですが、その舞台が、“南”消防署であるからであります。。。
実際のロケ地は、大阪市の西区や西成区と字幕で出てます(或いは阿倍野区もあると思う???)が、設定としては大阪市消防局の“南”消防署ということであります。
写真の消防署は、堺市消防局の南消防署ではありますが、まあ名前が偶々一緒でしたので、紹介させていただきました。(笑)

ですが、消防署の建物や仕組みは、全国どこの消防署でもよく似ていると思いますので、今回の土曜ドラマは、本当に普段知らない消防署や消防の仕事のことや、それぞれの組織の役割などもちゃんと教えて下さっているので、大変良いドラマだと思います。
予約録画して、これも続けて今見ております。

そして、ドラマの中でも、訓練のための建物で待機時間は真剣に訓練をされているシーンがよく出て来ますが、私も看板の上げ下げで、その南消防署の訓練施設を少し登らせていただきました。正直言いまして、経費節減のためでしょう、ドラマで見るような綺麗さはなく、最初に建てられたままのかなり老朽化した印象は今も残っています。10年以上前ですので今は分かりませんが、勿論訓練には支障のない強度ではあったと思いますが、消防の方の苦労がしのばれた次第です。
また、ドラマの2回目(先週)の中で、救助作業で高い建物の屋上からロープ一本で断崖絶壁のビルの出っ張りのところで辛うじて落ちずに助かっている要救助者(49マルというらしい)の方を助けられるシーンは、見ているこっちもドキドキしましたが、助けられた時は本当に感動した。またスゴイ仕事だなあと感心した次第です。
自身もあの訓練施設の最上階に付けられていた看板を階段では大きくて降ろせないので、ロープで降ろして、また上げるという作業の一端に少しかかわったのですが、あの断崖絶壁に立って真下を見下ろす気持ちは、今も思い出すだけでも足がすくんでしまいます。。。
一緒に作業した別の方はケロッとしていましたが、私は正直足がガタガタと震えた次第でした。。。
まして、自らの体をロープに括り付けて、要救助者を助けに下りて行くのですから、上でロープを持っているものの責任感もさることながら、本当に命懸けの仕事だと、あの当時を振り返りそう思いました。
勿論、毎日あの訓練施設で訓練されているからこそ、いざという時に人の命を救えるかどうかというギリギリの線(ライン)での仕事が出来るのだと思いました。それは本当に紙一重と言いますか、現場では精神的にギリギリのところでされている仕事になるかと思います。
で、あるからこそ、今回のボーダーラインというタイトルもそういうところをメッセージとして込められているのかなと、まだ全部放送された訳ではないですが、そう思った次第です。

冒頭写真で紹介しました電飾の「火の用心」は、今はないです。看板としては残っているかもしれませんが、電飾はもう点いていないと思います。
ネオンチューブの修理・付け替えまでは一度させていただきましたが、やはり予算の都合上、看板自体の新設までは確か難しかったと思います。(※会社としても現在は電飾看板事業を撤退しております。)
もともと「火の用心」の文字を電飾させていただいた切っ掛けも商売上ではなく、(勿論宣伝効果もある程度は会社としては計算されていたでしょうが・・・) 無償提供(寄附?)に近い形でさせていただいたと聞いております。(最初に電飾された時は私は部外者でしたので詳しいことは一切存じ上げませんが・・・)

ですが、発想として、あの「火の用心」の看板が闇夜に光っているのは、スゴイ効果があったと思います。
ドラマの大阪市内ですと、何処も彼処も夜でも明々としていて分かりませんが、堺市内でも南の方ですと、夜は暗いですので、結構インパクトはあったと思います。
今は、別の問題、不要不急なことで電気を使うということで難しい面もあるかとは思いますが・・・。

なにはともあれ、当時の「火の用心」の電飾看板に感謝です。


『消防の 仕事は常に 命懸け 命を救う 使命のために!』

『火事になる 火種を消して 消防は いつも市民を 護りてあらむ』

『ギリギリの ココロのライン クソ力 向き合ふ結び いのちを救ふ』


合掌・礼拝・ボーダーラインの心意気
感謝・感動・感激の一致団結なり!
火事場のクソ力なり
ありがとうございます。
 黒木 康之

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